原子力を利用している先進国の放射線安全の基準類は、現在「しきい値なし直線仮説」を採用している国際放射線防護委員会(ICRP)の基本勧告をほぼ受け入れ、策定・施行されています。しかし、ここ数年の間にこの仮説は科学的に根拠がないとの声が高まり、特に米国では連邦政府の議員を巻き込んだ議論が展開されています。このシンポジウムも、これらの議論を加速するために開催されます。また当日は、学会、議会、
関係官庁、産業界など幅広い分野からの参加者が予定されています。
主な内容は以下のとおりです。
- 低線量放射線生物実験データから、放射線の生体への刺激効果、細胞や組織の線量効果など、低線量放射線が健康に良い効果を示すこと
- 人の疫学データから何がいえるか
- 低線量の医療への応用の可能性
- ICRPの直線仮説への反論 ・ 法律、基準類への行政的側面での行動、など
日程等は以下のとおりです。
開催日 :平成12年11月15日(水) 8:00〜17:30
開催場所:ヒルトンホテル(米国ワシントンD.C.)
主 催:Radiation, Science, and Health, Inc.(RSH)
(米国放射線・科学・健康協会)
Center for Nuclear Technology and Society at
Worcester Polytechnic Institute
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